2025年9月18日#企業法務
フランチャイズを展開する本部にとって、最初に直面する大きな課題が「直営店で出店すべきか、それとも加盟店方式を採用すべきか」という選択です。どちらも同じブランドを使いますが、運営主体や経営リスク、利益の流れは大きく異なり、戦略を誤ると大きな損失やトラブルにつながりかねません。
この記事では、弁護士の視点から、直営店と加盟店のメリット・デメリットの違いをわかりやすく整理します。
フランチャイズにおける直営店と加盟店では、運営における権限や責任も大きく異なります。
つまり、本部としては、加盟店展開を進めることでリスクを分散しつつ規模拡大を図ることができます。
項目 | 直営店 | 加盟店 |
---|---|---|
運営主体 | フランチャイズ本部 | 独立加盟者 |
経営リスク | フランチャイズ本部負担 | 加盟者負担 |
権限 | フランチャイズ本部が全権 | 加盟者が日々の運営担当 |
利益の帰属 | フランチャイズ本部に帰属 | 加盟者に帰属(ロイヤルティ支払) |
フランチャイズにおける直営店と加盟店の出店方法には、それぞれメリット・デメリットがあります。
本部がフランチャイズ展開を考える際は、自社の成長戦略やブランド戦略に合わせた運営形態のバランスを慎重に検討することが重要です。
また、フランチャイズ展開を進めるにあたっては、フランチャイズ契約書整備や運営マニュアルの作成など、法務面・実務面の体制整備が不可欠です。
当事務所では、直営展開・フランチャイズ展開いずれの場合でも、ビジネスモデル設計からリーガルサポートまで幅広く支援しています。また、地方発のフランチャイズ展開のサポートもしております。
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